ハードディスクレコーダの研究
●こんなの、買ってみました・・・。
ロクラク NYX−10という機種です。
メーカーは、日本デジタル家電という、聞いた事のない名前です。
ロジテックからも同様の製品「TVタンク」が発売されています。
私がハードディスクレコーダに興味を持ったのは、2年ぐらい前でした。当時、パソ
コンのビデオキャプチャと、どちらを選ぶか悩んで、結局、ファイルの扱いなどが便利な
ビデオキャプチャを選択しました。
古いビデオテープ(10年以上前)はカビが生えたりするので、保存したい映像を
ビデオキャプチャしてDVD化しています。
10年前のビデオを見たら、逸見政孝さんが某クイズ番組の司会をやっていて懐かし
かったし、田代まさしはCMに出ているし、そのほか、タレントがみんな妙に若くて
懐かしいやら面白いやらで、楽しめました。ポケベルのCMなども時代を感じさせます。
それと当時、セーラームーンをマメに録画していたようですが、今はほとんど興味が
なくて、何であの頃は夢中だったんだろうと思いました(笑)。
さて、そのパソコンのビデオキャプチャですが、留守録機能が備わっているものの、
留守録のためにパソコンをつけっぱなしにするのはどうかと思うのです。音がうるさくて
眠れないし、電気代がかかります。ビデオデッキは数ワットなのに、パソコンは100W
以上です。
それに、わけのわからない自作パソコンをつけっぱなしで外出して、火でも出たら
たまったもんじゃありません(笑)。
結局、留守録はビデオデッキで行い、保存したいものだけを、ビデオキャプチャして
ファイルまたはDVDとして保存するようにしていました。
いきなりDVDに焼くDVDレコーダーは、まだビデオテープのほうが安いと思います。
ハードディスクに録画して、必要な物をDVDに記録する方式が良いと思います。いきなり
DVDに記録するのは何だかもったいないなあと思ったりもしていました。録画時間が
テープに比べて短く、まだまだ割高だなあと思います。
ビデオテープだって、ちょっと昔は1本1500円ぐらいしていましたけどね。今なら、
同じ金額で10本パックが買えますね。DVDもこれからどんどん安く、大容量になるで
しょう。
さて私は、ハードディスクに録画して、それをファイルとして取り出したいんですね。
ところが一般の家電メーカの製品は、パソコンと接続してそのような事ができないもの
ばかりです。それができる機種は限られます。そのうちの一つが、このロクラクです。
といっても、確か、当時読んだ記事によれば、パソコンでの再生は専用ソフトでしか
できないとか何とか書いてあって、USB1.1での接続というのも遅すぎるし(寝ている
間に転送すればいい?)、そこであきらめていました。
あと、仕事で、防犯カメラの録画用としてハードディスクレコーダを検討した事があって
この機会に、ハードディスクレコーダというものに触れてみて、勉強してみたいという
気持ちがありました。
ただ、なかなか物欲がわかなくて、買おうと決めたのは、最近になってからですね。
何か適当な製品は無いかと、あれこれ調べてみたら、このNYX−10という機種が
新しく出ていて、LANでつながるし、USB2.0だし、とりあえず買ってみました。
ただ機能追加が、別売りのファームウェアをいくつか買う事になります。意外に高く
つくんじゃないかと思いますね。
買って、少し使った感想(あくまでも個人的な感想です)は、微妙に失敗だと思います。
はっきり言って、一般向けの家電とは思えません。技術系マニア向けの研究用オモチャ
だと思います。研究するチャンスと考えています。
自分がこれを開発している気持ちで、日常使っていく中で、どういう点を改良したら
良いか考えたり、実際に手を加えてみる、あるいは使い方を工夫してみる、そういう
使い方というか楽しみ方をする製品なんだと私は解釈しています。
高い買い物なので、正直に感想を書かせて頂きます。パソコン雑誌や何かのチョウチン
記事とは違います。
●気づいた事
ロクラクが届いてから2〜3日使ってみたら、レポートが何本も書けるんじゃないかと
思う、ほどじゃないけど?、いろいろ気づいた点があります。そのつど殴り書きしていっ
たら、メモがグチャグチャになりました。
(1)安っぽい。
梱包箱から出して、一番最初の感想です。塗装が安っぽい。ちょっと何かでこすっ
たら、簡単に傷が付いてしまいました。
昔、PC−9801などに外付けのSCSIハードディスクをつないで使っていましたが、
ああいう周辺機器の筐体の、シボが入った、あんな感じにしたら良いと思います。
もっとも、この問題は致命的ではありません。いつも目の前に置いて、しげしげと
眺めるもんじゃないのです。テレビ台の下に押し込んで、たまに掃除する時に見る
だけですからヨシとしましょう。外見より中身ですよね??
(2)LED表示のチラツキ
フロントパネルのLED時刻表示(時刻)を見ると、何もしないのに周期的にチラチラして
います。すぐ気づくでしょう。電源OFF(あくまでもフロントパネルの電源OFF)状態では
スキャン速度を落とす事により表示を暗くしています。そのため、チラツキが目立ちますが
これはしょうがないでしょう。問題にする事じゃなかったですね。
ついでに、純正リモコンに限らず、赤外なら他社のでも何でも良いのですが、リモコン
の信号を送ってやると、その信号に同期して表示がチラチラします。
これは電源ON状態で、LED表示が明るい状態であっても、チラチラはわかります。
だからどうという事はないのですが、私が作るとしたらチラツキがないようにしたいとこ
ろです。
(3)時刻表示について
7時34分を 07:34 と表示するのは、手抜きではないでしょうか。先頭のゼロは
表示しないほうが自然です。100円で売っている安物のデジタル時計だって 7:34
と表示します。
ひょっとしたら、ハードウェアの制約で、特定の桁の表示を消す事ができないのかも
しれませんが?もし、そうならしょうがないですが・・・。
フロントパネルは、独立したワンチップマイコンで制御していて、そこから7セグの
パターンを送り出しているとするならば、当然、全てのセグメントを消灯、というパターン
も可能なはずです。
トラ技2002年7月号の136ページの写真91−4、91−5を見ながら、基板の配線の
流れを追ったりして推測していますが・・・・・・できるんじゃないか?? RECとかPLAYの
表示もできるんだし・・・。 ただ、ワンチップマイコンが書き換えできないから、やるとした
ら、新しいロットからしか対応できないかもしれません。
(4)ノイズばらまき?
CATVの17chに視聴にたえられないほどのノイズが入ります。16chにも若干ノイズが
入ります。ロクラク自身のチューナーの映像だけではなく、同じアンテナ端子につながって
いるテレビやビデオにもノイズが入るので困ります。
ここでノイズと言っているのは、画面に縞模様が重なった状態です。
ロクラクの録画にだけノイズが入るなら、従来通りビデオやパソコンのビデオキャプチャで
代用すればいいから、まだ何とか我慢できるのですが、ただ接続しているだけで、他のテレ
ビやビデオにもノイズが入るのですから、ロクラクの後ろの電源スイッチをOFFにするか、
コンセントから抜いてしまうしかありません。フロントパネルの電源OFFだけではダメです。
ロクラクの電源を元から切るか、撤去しないと今まで使ってきたビデオやテレビの映像に
ノイズが入ってどうしようもないのです。
ふと、ロクラクが送られてきた梱包箱が視界に入って、「返品しようか?」という考えが
一瞬浮かんできました(笑)。
やっぱりIOデータのVR-HDA120Sが良かったのでは、とか(笑)。
その前に、何かできる方法はないかと、あれこれ試行錯誤をしてみました。
最初の分配器で、今まで使ってきたテレビ(&ビデオ)と、ロクラクに分けているのですが
ロクラクからノイズが分配器を逆流して、テレビに侵入しています。
また、ロクラクの後につないでいる別のビデオや、パソコンのビデオキャプチャのチューナ
にもノイズが入ります。
配線の順番を変えたり、長く延ばしてみたり、分配器を二重に入れたり、ロクラク単体で
受信してみたり、ロクラクのアンテナ線をつながないでテレビにノイズが入るかどうか調べ
たり、などなど、色々試してみました。
その結果、次のようにすれば、テレビのノイズが減少する事がわかりました。ほとんど
目立たない程度にまで減少する事ができました。
テレビ画面を確認しながら、高い買物で損しちゃいけないと祈りながら、フェライトコアを
アンテナ線にはめるのです・・・・・・。すると、テレビ側のC17のノイズは減少します。ほとんど
目立たないぐらいにできました。
しかし、ロクラク自身のC17はシマシマノイズが入って、どうしようもないので、あきらめ
ました。
これを解消するには、ロクラクにメスを入れる必要があります。トラ技2002年7月号の
ロクラク内部写真から推測すると、おそらく、クロックドライバの高調波が、シャーシアース
を伝わって、外部に漏れてきているんじゃないかと思うのです。クロックドライバは27MHzを
各チップに分配しています。その何倍かの周波数が、テレビのチャンネルの周波数に重なっ
ているはずです。
それでCATVの周波数表を探してみたのですが見つかりませんでした。たぶん、C16と
C17に重なっているはずです。どちらかというとC17がひどいので、C17寄りと思います。
クロックドライバを銅板でシールドしたらどうか、試してみたいです。クロックドライバからの
クロック配線は、写真で見る限り、内層を通っているので、パターンからの輻射は少ないと
思われます。このクロックで動いているLSIやその配線からの輻射でしょうか。
そしてロクラクからノイズが出ている事を証明するには、スペアナをロクラクのアンテナ端子
の入力、出力それぞれにつないで、内部から漏れている事を確認すれば良いと思います。
後日、測定したら、その波形を掲載します。
(5)予約録画開始時間
たとえば、録画開始を19:00に設定しておくと、ピッタリその時間から録画開始されるの
で、番組の最初の数秒が記録されない、つまり頭が切れたような状態になります。時刻は
NTP機能で正確に合ってるはずなので、予約機能の問題かもしれません。
つまりビデオデッキの場合、予約時間の20秒ぐらい前から録画開始するようになってい
ます。ハードディスクレコーダの場合は、2〜3秒前からが良いのではないでしょうか。
これは大した工夫じゃないのですが、予約で開始時刻を1分前にしておけば一応、解決
です。
(6)USBケーブルぐらいオマケしてよ〜
本体にUSB端子があるのに、付属品にはUSBケーブルが含まれていませんでした。
ファームウェアの書き換えなどで必要になる事があるので、できれば付けてほしかった。
USBケーブルなんか、ダ○ソーに100円で売ってるぐらいですから・・・それじゃ自分で
買えって??(笑)
付属品のCD−Rに、USBドライバがあったのでインストールしましたが、これを入れても
別に何も起こりません。何だったんだろうと思いましたが・・・たぶん、ファームウェアの書き換
えの時などに、必要になってくるんだと思います。
(7)アドレス自動取得できず
メールやNTP機能など、インターネットに接続するには、まずIPアドレスの設定が必要で
す。
その設定は「自動」と「手動」があるのですが、「自動」を何度やっても、色々な条件を
変えても、ダメでした。仕方なく、「手動」で設定して使っています。何が悪いのか結局わか
らなくて、少し気持ち悪いですが、一応使えています。
パソコン4台は、ルーターが自動的にアドレスを割り振ってくれているのだから、自動で
設定できそうなものです。DHCPの設定は問題ないと思うんだが。
ユーザーサポートに問い合わせをした時の文面を、参考までに下記しておきます。
<症状>
取扱説明書の114ページにある「自動アドレス設定」の手順に従い、「自動アドレス取得」を
「オン」で「決定」ボタンを押すと2〜3秒後「アドレスを取得できませんでした」と表示され、何度
繰り返しても同じです。
<環境>
1.ロクラクNYX−10 シリアルNo.*************
2.ハブ FSW−5A コレガ
3.ADSLモデム/ルータ WebCaster 600MS NTT
<試した事>
1.PINGは応答しました。NYX−10のIPアドレスを任意に設定して、パソコンからPINGを
行うと応答しました。
2.LANのケーブルは2種類試しましたが結果は変わりませんでした。
3.ADSLモデム/ルータからハブ経由での接続と、ADSLモデム/ルータに直接接続しても
試しましたが結果は変わりませんでした。
4.ハブにはパソコン3台(Windows98、XP、2000)を接続していますが、これらは問題なく
インターネット接続ができます。
(8)メール機能
ロクラクのメール受信機能で、メールを受信すると、メールサーバーから削除されます。つまり
ロクラクにしか残らないわけです。サーバーから削除するか残すかの設定項目を追加してほし
いです。
取り扱い説明書の126ページには、ロクラク用のメールアカウントをパソコン用とは別に取得
するように書かれていますが、お金がもったいないです。サーバーから削除するか残すかの設定
ができれば、それで良いのではないでしょうか。
(9)NTP機能
自動的に正確な時刻に合わせる機能、というのはナイスですね。
しかし取り扱い説明書には、NTPサーバのアドレスは書いてありません。自分で調べる必要
があります。これがちょっと手間でした。
NTPサーバには階層があり、Stratum-1と-2のうち-2以下に属するサーバを指定しなければ
なりません。なるべく負荷をかけないようにしなければならないようです。
あえてここで、サーバのアドレスを掲載しないほうがいいのかもしれません。
(10)時計にバグ? ※追記:2004年9月5日
買ってからずいぶんたちますが、ある日の夜中に時計を見たら、コロンが点滅していないのに
気づきました。あれー?これってコロンが点滅しなかったっけ?と思いましたが本当はコロンが
点滅するんです。めったに現象が出ませんが、今までに何度か現象を確認しました。
午前と午後でコロンが点滅する・しないの区別があるのかと思ったけれど、それはありません。
一度、コロンが点滅しない状態になったら、そのままずーっとコロンが点滅しません。点滅しな
くても時計は正常に動きますので、コロンが点滅しなくても問題ないといえば問題ないのだが。
どうすれば再びコロンが点滅する状態になるかというと、これは今のところわかりません。単に
電源ボタンを押してON/OFFしただけでは変わりません。録画したものを再生したり色々操作
しているうちに、コロンが点滅するようになりました。
どういう条件でコロンが点滅しなくなるのか、これから注意深く観察していこうと思います。
時計表示部分は、独立したワンチップマイコンで制御されているようなので、もしバグがあっ
ても修正できないと思います。
●中身
筐体には封印シールが貼ってあり、これを切ると保証が無くなります。まだ買ったばか
りなので、切りたくありません。でも中身を見たい気持ちも激しいです。このふたつの気持ち
の戦いです。
今のところ、切っていません。でも、でも、シールはがし剤とヘラで、ソーッとはがしたら
大丈夫かも?などと考えたりしていますので、危ないです。
実際、すでに設置して使っているので、取り外して分解するのは面倒です。また狭い所
に頭をつっこんで、ケーブルをつなぎ直すのは大変です。
従って、自分で中身を撮影するのは、とりあえず保留です。
中身を見たい向きには、「トランジスタ技術2002年7月号134〜136ページ」に、「ロクラク
スーパー80i」の写真がありますので、ご覧下さい。
代わりに、こんな写真でもどうぞ。
基板をオカズにパンを食うの図。
ちなみに「トランジスタ技術2002年9月号120〜122ページ」の漫画に出てくる試作機、
これってロクラクですか(笑)。
「おりゃーッ バグ退散!」とか、「ウギャ〜ッ 発振しまくり」というセリフが、何だかリアル
に感じられます。
●ハードディスクレコーダーの特徴
簡単にいうと、今までのビデオテープと違う感覚です。
(1)「巻き戻し」が不要
再生後、つい、巻き戻しボタンを押しそうになりますが、する必要はありません。
ビデオテープを最後まで再生した後、巻き戻すのは時間がかかりますが、ハードディ
スクレコーダーは、そんな無駄な時間を必要としません。
でも、早送りや巻き戻しボタンは付いています。これらは何に使うかというと、
再生中に押すと先の映像に早く進めたり戻す事ができます。これはビデオテープと
同じです。
では停止中に押すとどうなるか。
次に記録されている番組に進みます。早送りを押せば、ひとつ後の番組、巻き戻し
ならひとつ前の番組です。
ビデオテープなら、頭出し機能というのがありました。ひとつ前の番組、ひとつ後の
番組へスキップする事ができました。しかしこれには、テープを巻く時間が必要でした。
ハードディスクレコーダーは、その時間がなくて、瞬間的に次の番組に進みます。
パッ、パッ、です。これは快適です。
(2)追っかけ再生とは?
テレビ番組が面白い時に限って、便所に行きたくなるものです。
そんな時は、とりあえず録画ボタンを押してから便所に行きます。用事が済んだら、
そのまま再生ボタンを押すと、さきほど録画開始した部分から、見る事ができます。
録画しながら、再生ができるんですね。これはビデオテープでは無理な事です。
ちなみにパソコンのビデオキャプチャにもこの機能がありますが、処理が重たく
なってコマ落ちするんじゃないかと心配してしまいます。たぶん無いとは思うんです
が・・・あまりやりたくありません。
(3)これからの可能性
ハードディスクレコーダーはデジタルデータを扱いますし、ファームウェアの書き換え
が可能ですから、これから色々と、面白い機能が追加できると思います。
昔持っていたビデオデッキには、逆再生機能がありました。スイッチを切り替えると
逆再生になるんですね。たとえば、ラーメンを食うシーンを録画しておいて、逆再生
すると、口からドンドン出てきてドンブリにラーメンがたまるという気色悪い映像になる
わけです。実際にやりましたけど。
これが何の役にたつか、と言われると困ってしまいますが、昔のビデオデッキには
そういう遊び機能を付ける余裕があったのでしょうか。
ビデオをゆっくり見ている時間がなければ、倍速で再生する機能があれば良いと
思います。音声は通常通りに聞こえる、という、今のビデオデッキにもある機能です。
三洋だけかな。特許があって、他社は使えないのかもしれません?(不明)
当然ハードディスクレコーダーでも倍速再生(音声は通常)は実現可能でしょう。
ビデオテープだと、機構的に無理がかかりそうなトリックプレイも容易に実現可能に
なるでしょう。
●ビデオテープは過去の物か
ビデオテープは、保存が悪いとカビが生えてダメになります。久しぶりに取り出して
みたら、カビで真っ白けになっていて、それをデッキに入れるのは暴挙で無駄な事
ですが、やはり映像は出ないし、ヘッドが汚れてしまいます。
見たい、貴重な映像があるのにと、とてもガッカリした経験があるでしょう。でも、
捨てるしかないんです。
以前、未来少年コナンの1話からのテープが真っ白けで・・・ガッカリですよ。
また、デッキの調子が悪いとテープに傷がついたり、中でグチャグチャになったり
します。昔、レンタルのテープに傷をつけてしまった事がありました。とっくにレンタル屋
がつぶれたので言いますが、その部分を少し送って見えなくして返却したかもしれませ
ん(笑)。
そして、異なるデッキ間で互換性があるのは標準モードだけで、3倍モードで録画した
テープは他のデッキで再生するとトラッキングが合わない事もあります。映像がチラチラして
見づらくなります。
VHSテープは大きいので場所をとり、邪魔になります。
ちなみに、どういうわけか、Hビデオに限って、デッキの中に詰まったままイジェクトでき
なくなったりすると聞くがなんでだろう。
ハードディスクレコーダーの欠点は、HDDがいつ飛んでしまうか心配で夜も眠れない
ことです(笑)。
ビデオテープだったら、ちょっとぐらい傷がついてもそこを飛ばして再生すれば、ほかは
大丈夫ですが、HDDは全て台無しですから・・・保存したいものは、マメにコピーして、
たとえばパソコンに送ってDVD化したりして、ためこんだままにしない事ですね。
ハードディスクは、消耗品ですから、今後は容易に交換ができるような機種が出てくる
んじゃないかと思います。
●改造記事など
ロクラクは技術系オモチャだなあと思ったら、すでに大先輩の皆さんが、改造記事など
を公開されていました。たいへん参考に、また勉強になりました。ここでお礼を申し上げま
す。(無断リンク御免)
ロクラク奮闘記 ・・・ HDDの載せかえ トップページ
ロクラクに外付けHDDを接続する ・・・ 外付けHDDの追加 トップページ
ロクラク改造記 ・・・ HDDの載せかえ トップページ
ロクラクの話 ・・・ HDD直接コピー等
ROKURAKUの一日評価 ・・・ 詳しい!
さあ、思い切って封印シールを切れば、新しい世界が広がるかもね?(推奨しませんが)
何か適当なケース、たとえば5インチベイが2つ以上付いているやつにロクラクをバラ
して組み直し、HDDを2個、リムーバブルフレームで交換できるようにして・・・チューナの
ノイズは基板にメスを入れて手直し、それとフロントパネルのLEDチラチラも気に入らない
からメイン基板との通信を解析して、自分でPICを使って作り直す。
電源は強化したほうがいいかもね。連続通電で問題がないように、ちゃんとしたメーカ
のスイッチング電源ユニットを買って使うのだ。間違ってもパソコン用の安物電源を使っ
てはいけない。こういう部分にはカネをつっこむのだ。
見た目は、もはやロクラクではない。以前の天と地は過ぎ去った。ロクラクではない。
ナニコレだ。ナニコレ。ゴクラクでも可。
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